【ブログ】LINE entryによる小学校プログラミング授業講座に参加
先日、一般法人LINEみらい財団主催による『実践・小学校プログラミング授業・オンラインン講座」に参加しました。
LINEみらい財団は、LINEのこれまでの一連の教育活動から得られた知見やノウハウを、
LINE個社のCSR活動に留まらず広く社会に還元し、より広域的・永続的な活動とするため設立されました。
LINEみらい財団のホームページより引用
日本人なら老若男女誰もがスマホで使っているLINEですが、そのLINE株式会社がノウハウを活かして社会貢献するために作った財団ということです。
LINEみらい財団が、プログラミングをより身近なものとするためにこどもたちや先生向けに作った無料のビジュアルプログラミング言語。
画面などはScratchに似ていますが、ブラウンやコニーなどLINEでおなじみのキャラクターが使えます。また、Scratchでは色々ブロック(命令)がありすぎて授業が発散してしまわないように、LINE entryでは使えるブロックを制限できたりします。
Scratchでも十分親しみやすいですが、より親しみやすくした印象を受けました。
→詳しくはこちら。https://entry.line.me/
講座の前半は、千葉県の小学校でLINE entryを使って算数の授業の中でプログラミングを使っている授業風景の動画を見ながら先生が解説してくれました。授業の内容としては、Tシャツのデザインとして正多角形を描くという内容ですが、プログラミングでどのように正多角形を描くことができるかを問う問題です。小学校5年生に適切なテーマで授業されており、またLINEキャラクターを使っているのもあって子供達の食いつきもよかったです👍
正三角形を描く場面では、先生がわざと間違える「意味のある誤答」を示すことで子供達の理解度も深まっていたと思います。
講義の後半では、全国の小学生の先生達がプログラミング授業に関する事例や課題など、Zoomのオンライン会議で議論していました。
印象的な内容としては、「学びの社会化(社会科ではない)」ということで、千葉県の授業テーマもそうですが、だたプログラミングで正多角形を描くという問題ではなく、Tシャツをデザインするという社会でプログラミングがどう役立つかを結びつくように問題を出すことが大事と先生方はおっしゃっていました。また、別の先生は地域の歴史や過疎化等の問題を学ばせると同時に、5G(ファイブジー)などの近未来のIT技術を学んで、掛け合わせてどんな未来が待っているか(どんな未来にしたいか)を考えさせる授業をしたりしているようです。
とある先生が言ってましたが、「プログラミング」自体が目的となってはいけなくて、あくまでプログラミングはツールなのでそのツールをいかに活用できるようにするか(考えるか)が大事ということで同感しました😍
上の画像はZoomの議論の様子ですが、先生方はプライバシー保護のため見えないようにしています。
たまたまですが、3人の先生の背景が朝日(夕日?)の背景になっていたのは笑いました。講義中だけ開かれていた100人ぐらい参加しているオープンチャットで、思わず突っ込んでしまいました😆
大阪市ではICTが進んで生徒一人一人にIDが付与されているようですが、私の街である三重県菰野町はまだまだ小学校も導入が遅れています。文部科学省はGIGAスクール構想を打ち出していますが、全国的にはまだプログラミングもようやく「夜が明けた」段階なんでしょう。先生方のZoom背景がそれを物語っていますね。😊
会員専用ページに、講座の動画をアップしました。
パスワード付となっていますので、見たい方は連絡をお願いします。
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